「装置を入れたのに後戻りした」の背景にある本質
矯正治療が終わったにもかかわらず、数年後に歯並びが元に戻ってきた——これは矯正の世界で「後戻り」と呼ばれる現象です。後戻りが起きる原因のひとつに、歯に加わり続ける「異常な筋圧」があります。装置で歯を動かしても、舌が常に前歯を押している、唇の力が弱くて歯を支えられないといった状態が続けば、歯は再び力の方向へと動いていきます。MFT(口腔筋機能療法)はこの筋肉の問題そのものを改善するアプローチです。
MFTとは何か——何を「訓練」するのか
MFTは舌・唇・頬・顎の筋肉の使い方のパターン(機能)を正しく整えるための訓練です。具体的には、安静時の舌の正しい位置(上顎にくっついた状態)の習得、飲み込むときに舌が前歯を押さない正しい嚥下パターンの獲得、唇を閉じたまま鼻呼吸を維持する口唇閉鎖力の向上などが訓練の内容です。
歯科衛生士または歯科医師がトレーニングの方法を指導し、自宅でも毎日継続することで定着させます。装置のように「つけている間だけ効く」ものではなく、習慣として脳と筋肉に定着させることが目標です。
MFTが特に重要な症状
開咬(前歯が咬み合わない)は舌突出癖が原因であることが多く、装置で歯を動かしても舌癖が残ればすぐに元に戻ります。MFTなしでの開咬治療は再発率が高く、MFTとの組み合わせが前提とされています。
口呼吸は舌の低位姿勢を招き、上顎の発育不全・出っ歯・叢生へとつながります。MFTで舌の位置を上顎に誘導する訓練と合わせて、口唇閉鎖力を高めることが不可欠です。
また、指しゃぶりをやめた後に残る舌突出癖・異常な嚥下パターンにも、MFTが有効なリセット手段となります。
何歳からMFTを始めるべきか
MFTは基本的に「理解して指示に従える年齢」から開始します。目安は5〜6歳以上で、小学生になると訓練の意義を理解し継続しやすくなります。矯正装置との同時進行が最も効果的で、装置で歯並びを整えながらMFTで「元に戻す力」を取り除くという二方向のアプローチが長期安定につながります。
まとめ
矯正装置は歯を動かすツールであり、後戻りを防ぐのはお口の「機能」の正常化です。MFTは地味に見えますが、長期的な矯正の安定に直結する非常に重要な治療要素です。お子さんに舌の癖・口呼吸・開咬の傾向がある場合は、矯正装置と合わせてMFTの導入をご相談ください。
大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、大阪府寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正歯科大人こどもクリニック寝屋川香里院では理事長が日本口腔インプラント学会、アメリカインプラント学会の専門医であるため噛み合わせのことに特化した総合的な診断のもと、睡眠時無呼吸症候群を改善するための気道を考えた矯正歯科治療ができます。
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執筆者
医療法人凌和会すが歯科矯正歯科
理事長 菅 良宜
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