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小児矯正中はなぜむし歯になりやすいのか——装置の種類別ケアと親の役割

矯正を始めると「歯磨き難易度」が上がる

矯正治療中の子どもは、装置がない時よりもプラーク(歯垢)がたまりやすい口腔環境になります。これは子どもが歯磨きをさぼるからではなく、装置があることでブラシが届きにくい部位が増えるからです。むし歯や歯肉炎を防ぐには、装置の種類に合わせたケアの方法を知っておくことが不可欠です。

 

固定式装置(ブラケット・ワイヤー)を使っている場合

ブラケットとワイヤーが歯についている場合、プラークが蓄積しやすい場所は3つあります。ブラケット周囲のくぼみ、ワイヤーと歯肉の境目、そして奥歯のバンド(輪状の金属)周辺です。通常の歯ブラシ1本だけでこれらをきれいにするのは難しく、タフトブラシ(先端が小さな1束型ブラシ)を使ってブラケットの上下を丁寧に磨く必要があります。

フロスはワイヤーが邪魔で通しにくいため、フロスレーダー(フロスの先を通しやすくする器具)やウォーターフロッサーを活用すると効果的です。保護者による仕上げ磨きは、小学生のうちは毎日続けることをお勧めします。

 

取り外し式装置(マウスピース・床装置)を使っている場合

取り外し式の装置は磨きやすい反面、「装置をはずしている間の口腔ケア」が重要になります。装置を装着する前に必ず歯を磨く習慣をつけ、プラークを残したまま装置を装着しないことが原則です。また装置自体にも菌が繁殖するため、外した後は流水でブラッシングして清潔に保管します。

取り外し式装置の最大のリスクは「装置をはずしている時間が長くなる」こと。特にご飯を食べた後そのまま装置を入れ直してしまうと、プラークと糖が装置の中に閉じ込められた状態になります。

 

フッ素の活用——矯正中こそ積極的に

矯正中はフッ素による歯の強化が通常以上に重要です。家庭では高濃度フッ素配合の歯磨き粉(950〜1450ppmF)を使用し、歯磨き後のうがいは軽くすませてフッ素を口に残すようにしてください。歯科でのフッ素塗布も通常より頻度を上げてもらうことをお勧めします。

 

定期チェックの頻度を上げることが最大の予防策

矯正中の定期クリーニングは2〜3カ月ごとが理想です。磨き残しのチェック・プロフェッショナルクリーニング・フッ素塗布をセットで行い、早期にリスクを排除します。

 

まとめ

矯正中のむし歯予防は「道具の選択」「磨くタイミング」「フッ素の活用」「定期チェックの頻度」の4点で大きく変わります。矯正を開始したら、ケアの方法も合わせてアップグレードしましょう。

 


 

大阪府寝屋川市京阪沿線香里園駅から徒歩13分、大阪府寝屋川市にある歯医者、すが歯科矯正歯科大人こどもクリニック寝屋川香里院では理事長が日本口腔インプラント学会、アメリカインプラント学会の専門医であるため噛み合わせのことに特化した総合的な診断のもと、睡眠時無呼吸症候群を改善するための気道を考えた矯正歯科治療ができます。

すが歯科矯正歯科大人こどもクリニック寝屋川香里院では「人生を変える矯正歯科治療」を診療理念とし、他院では難しいと言われたような難症例も対応しております。

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執筆者

医療法人凌和会すが歯科矯正歯科

理事長 菅 良宜

治療理念

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